リジュセア®ミニ点眼液0.025%は、令和7年4月に参天製薬(株)から国内販売開始となった0.025%低濃度アトロピン点眼薬です。薬効ターゲット想定部位である後部強膜への移行性を高め、虹彩・毛様体への移行性を抑制することで瞳孔への影響の軽減が図られています。
日本において5歳〜15歳の近視患者を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相プラセボ対照二重遮蔽比較試験を実施した結果、投与24ヵ月後における調節麻痺下他覚的等価球面度数の投与前からの変化量について、プラセボ群に対し優越性が検証されています。治療が長期におよぶことによる安全性も考慮した防腐剤を含まない一回使い切りタイプの点眼剤となっています。薬価基準未収載医薬品として販売されているため、健康保険等の公的医療保険の給付対象外となります。
これまで当院では近視進行予防の治療に、マイオピン点眼薬を採用してまいりましたが、今後は瞳孔への影響がより少ない国産の「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」を新たに採用し、こちらの点眼薬へと移行する予定です。
その他、ご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
詳しくはこちら >